日本薬剤疫学会

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糖尿病高血圧・降圧薬TF

糖尿病患者の降圧薬使用実態調査TFの活動

 

期間:2004年8月(第1回)~2008年4月(報告書の完成)

 

座長:久保田潔(東京大学)

 

委員(五十音順):大場延浩(東京大学),景山茂(東京慈恵会医科大学),上島有加里(東京大学),三溝和男(望星薬局),下堂薗権洋(鹿児島大学),堀口真吾(東京大学),谷亀光則(東海大学)

 

経過:PMS検討会の発展的解散(2003年)から生まれた検討班の一つであり,2004年4月9日の第29回理事会で薬剤疫学研究と倫理TFとともに発足が決まった.医療施設の情報システムに蓄積された処方データを活用する研究者主導型PMS研究の一つの試みとし,日本高血圧学会のガイドラインが発表された2000年を挟む2つの時点で,降圧薬の使用,とくに日米のガイドラインでやや相違する糖尿病を合併した高血圧患者での使用実態がどのように変化したかを観察することを目的として始まった.1999年4月と2002年4月の各1ヶ月間を2つの時点に選び,糖尿病治療薬を同時に処方された降血薬使用者を抽出して降血薬の使用パターンを比較したが,高血圧治療のガイドラインは2004年にも改正されたので,2005年のデータも追加抽出して検討に加えた.大学病院3施設が参加して実施された研究の中間結果および最終結果は,2005年および2007年の国際薬剤疫学会(ICPE),2005年の第28回日本高血圧学会,および2006年の本学会第12回学術総会において発表した.最終の報告書は,国際薬剤疫学会ISPEのPharmacoepidemiology and Drug Safety誌の17巻5号に掲載された*が,掲載が決まったことが2008年4月2日の第48回理事会に報告されて本TFの活動は終了となった.


*国際薬剤疫学会ISPE Pharmacoepidemiology and Drug Safety誌

                               17巻5号904ページ~911ページ

 

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