日本薬剤疫学会

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第15回学術総会(2009年)

会 長:津谷 喜一郎(東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学講座特任教授)

会 場:東京大学医学部鉄門記念講堂(学術総会11月14~15日)

     東京大学医学部教育研究棟2階第1・第2セミナー室(チュートリアル・ワークショップ11月13日)

会 期:2009年11月13日(金)~15日(日)

テーマ:くすりはリスク:ヒューリスティックからガバナンスへ

シンポジウム1「医薬品のリスクコミュニケーション」

シンポジウム2 「医薬品リスクマネジメント」

 【報告】


第15回学術総会は、「くすりはリスク -ヒューリスティックからガバナンスへ-」をメインテーマとして、11月13日から15日まで3日間にわたって開催された。

第1日目は東京大学大学院医学系研究科を会場に「チュートリアル・ワークショップ―薬剤疫学とEBM(講師: 名郷直樹, 東京北社会保険病院)」 が行われ、28名の参加を得た。一方通行の講義スタイルではなく演習と討論を広く採り入れた内容が高い評価を受けた。 続く第2日目、第3日目の2日間は東京大学医学部鉄門記念講堂を会場として、特別講演3題、シンポジウム2題、一般演題口頭発表13題が発表され、さまざまな立場の参加者間で活発な質疑応答と意見交換が行われた。

特別講演ではRalph Edwards (Uppsala Monitoring Centre; WHO Collaborating Centre for International Drug Monitoring)から「International Drug Monitoring: from its inception to VigiMine」、統計数理研究所 リスク解析戦略研究センター長 椿広計氏から「医薬品リスクとガバナンス ヒトからシステムへ…」、東京大学名誉教授の唐木英明氏から「食品のリスクマネジメント」と、メインテーマ「くすりはリスク」を多方面の切り口から吟味する内容で、医薬品リスクに関する関心を高める好機となった。

シンポジウムは1日目に「医薬品のリスクコミュニケーション」座長:小野俊介(東京大学大学院薬学系研究科医薬品評価科学)、望月眞弓(慶應義塾大学薬学部医薬品情報学)、2日目に「医薬品リスクマネジメント」座長:黒川達夫(千葉大学大学院薬学系研究院GP講座)、別府宏圀 (TIP 正しい治療と薬の情報)が行われた。

医学・薬学領域に限定せず、幅広い研究領域から「くすりはリスク」を評価したことで、薬剤疫学会の参加者の層が拡がった。学術総会の総参加者は、180名であった。