日本薬剤疫学会

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第13回学術総会(2007年)

会 長:別府 宏圀(新横浜ソーワクリニック・横浜総合検診センター)

会 場:東京大学医学部鉄門記念講堂

会 期:2007年10月20日(金)~21日(土)

テーマ:医療消費者と薬剤疫学

シンポジウム1「ファーマコビジランスのあり方―新しい時代の要求に応えるには―」

シンポジウム2「薬害の原点―サリドマイド被害から何を学ぶか」

 【報告】


10月20日(土)21日(日)の2日間にわたって、東大医学部鉄門記念講堂で第13回学術総会が開催された。総会のメインテーマは「医療消費者と薬剤疫学」で、シンポジウム2題と特別講演3題、会長口演、一般口演14題が発表された。特別講演はシルビオ・ガラティーニ教授(マリオ・ネグリ薬理学研究所所長):「Do clinical trials always benefit patiens?」、光石忠義弁護士(光石法律特許事務所):「薬害被害者を少なくするには ―薬剤疫学と法―」、浜六郎(NPO法人医薬ビジランスセンター):「薬剤疫学の課題と市民・患者のための医薬ビジランス、『薬のチェック』の役割」、会長講演は「患者への情報・患者からの情報 ―独立医薬品情報誌20年の歩みを振り返って―」が講演された。

シンポジウムは「ファーマコビジランスのあり方 ―新しい時代の要求に応えるには―」座長:望月真弓(共立薬科大・医薬品情報学)、小出大介(東大大学院・クリニカルバイオインフォーマティックス)および「薬害の原点―サリドマイド被害から何を学ぶか」座長:吉村功(東京理科大大学院・経営工学科)、久保田潔(東大大学院・薬剤疫学)の2つのシンポジウムが開かれた。参加者総数は193人であった。